人生を変える読書

1冊の本との出会いが人生を変えることもある

スゴい人の法則 前山亜杜武

今日ご紹介する本は僕にとって、とても印象深い本です。
数年前、人生どん底といえるような経験をし、大好きだった読書も半年間まったくできず、本を手に取ることすらできないぐらい精神的に追い詰められていました。

 

そんな日々を過ごしていた時、家族で近所の図書館に行って見つけたのが今日ご紹介する本です。

我が家はバンクーバー郊外にあり、最寄りの図書館に置いてある日本語の本は本当にわずかです。

 

おそらく誰かが寄付した本を置いているだけなのでしょう。

古い本ばかりで自分が読みたいと思える本はほとんどありません。

 

その日は子供の本を借りに図書館に行ったのですが、妻が今日ご紹介する本を見つけたのがこの本との出会いです。

 

当時まったく本を読むことができなかった自分が、なぜかこの本だけは読もうという気になり、それがきっかけで徐々に読書ができるようになってきました。

 

とても良い本だったので図書館に返却した後、わざわざAmazonで購入しなおしました。

 

その本がこちらです。

 

 

 

 

 

 基本情報

 

発売日:2012年10月01日

 

著者: 前山亜杜武

 

出版社:フォレスト出版

 

Amazon レビュー&評価

Amazon顧客評価:3.6

★★★★★
★★★★★

 

Amazonトップレビュー 

メルマガ『日刊スゴい人』が600人を超える人にインタビューした結果見えてきたスゴい人に共通する要素とは?
「素直」「努力」「感謝」の3つ。
ワクワクするような願望を明確にして「素直」になることで必要な情報を見極め、本気で「努力」する。そして目の前に広がった全ての出来事に「感謝」することだそうです。
素直だの努力だの感謝だの、言葉としてはさんざん使いこまれて擦り切れてしまっているかもしれません。でもやっぱり大事なことは何か秘密のメソッドとかではなくて、そういう当たり前のようなことを徹底することなのでしょうね。
換言すると、自己の内的必然性に従いながら(素直)、自己を理想に向けて変容させつつ(努力)、自己が外部から生かされていることを感じ取る(感謝)こととも言えるかも。内部と外部のバランスを取りながら変化できるダイナミズムを持つ人がスゴい人なのだと思います。
これらを実践したからといって、全ての人が成功できるとは限らない。でも満ち足りている人は、多かれ少なかれこれをやっているのは確かに感じます。

 

 本の内容

 

残念ながら著者の前山亜杜武氏は逮捕されてしまいましたが、この本は彼のことを語っている本ではなく、登場するのは「スゴい人」と呼ばれる成功者たちです。

 

Amazonのレビューがあまりよくないですが、その理由は本の内容ではなく著者が逮捕されてしまったことが関係しているものと思われます。

 

ただ、この本は前山氏のエピソードはほとんど登場せず、大部分は本物の「スゴい人」たちの話が紹介されていますので、著者の問題でこの本を読まないというのはもったいないと思います。

 

メルマガ「日刊スゴい人」に登場した約600名の中から、厳選されたエピソードが掲載されています。

 

 

 成功のために必要な要素が以下の様に章立てされています。

 

  • 秘訣その1 「素直」
  • 秘訣その2 「努力」
  • 秘訣その3 「感謝」

 

この本を読んでいると「自分のどん底体験なんて大したことないなー」と思わせてくれたことが、当時の僕がこの本を読むことができた理由だと思います。

 

スゴい人と呼ばれる成功者たちも最初から順風満帆な人生を送っていたわけではなく、大半の人は失敗体験や苦境を乗り越えて大きな成功をおさめた人たちです。

 

彼らのエピソードを聞くと、とても勇気づけられる気持ちになります。

 

成功者たちは凡人からは理解もできないような苦難を乗り越え、尋常じゃないぐらいの努力をしています。

 

そういう姿を見ていると、自分も頑張れば成功できそうな気持になります。

僕は根性論肯定派ではありませんが、努力をすることは好きです。そして努力をしている人達を見るのも好きです。

 

本を改めて読み返してみると、「なんか引き寄せの法則みたいだなー」と思っていたら、ザ・シークレットの翻訳者佐野美代子さんがAmazonの商品紹介のページでこの本についてコメントをされていました。

 

夢を挫折しそうな人、どん底にいる人にぜひ読んでいただきたい1冊です。